2021年10月25日月曜日

VMworld 2021 所感メモ3

 


VMworld 2021 個人的感想メモ、第3回は 俺的にすげー気になる! を掘り下げたいと思います。

前回までは、こちら

https://vm-fun.blogspot.com/2021/10/vmworld-2021.html

https://vm-fun.blogspot.com/2021/10/vmworld-2021-2.html



(3)特にここだと思うこと、個人的に


実に VMware らしい NSXな内容

・去年の目玉=SASE(North-South)だったが、今年=EASE(East-West)
・NSXを柱にして、各コンポーネントを積極的に連携させること
・そして、散らかった管理対象をクラウドからまとめてみること

NSXの周辺が濃くなった

・NSX-ATPの大躍進、コンポーネント間の連携=EASEビジョン
・分散型NDR・・・これもNSXへの組み込み
・CBCWでのマイセグ・・・これもNSX連携

Tanzuの世界

・Dev視点で作られる新しいプラットフォームに、彼らが不得意とするIT(Ops)周りを、融合させている
・シェル芸とか、サーバーサイドのセキュアなお作法とか、コード職人によっては個人差がありすぎる(どうでもよいと思われてる温度差が激しい)
・わがままも多いので、自ずとマルチクラウドという選択肢が増える

コントロールプレーンはSaaS化

・時代の流れ
・HorizonライセンスがSaaS化したけど、この流れはきっと・・・



年末にかけていろんなお客様と意見を交わして、
1ヶ月後には恒例の「2022予想」をしたいと思います。

2021年10月23日土曜日

VMworld 2021 所感メモ2

 


今日は第2回として、話題になった発表をいくつか かいつまんで、コメントをしていきます。

前回は、こちら https://vm-fun.blogspot.com/2021/10/vmworld-2021.html


(2)いろいろな発表、気になったこと


Project Arctic・・・複数のvSphere環境をクラウドから一元管理

・末端は何でもいいけど 管理プレーンはクラウドで一元的にってやってきたわけだし
・3年くらい前から出ていたので違和感なし

SASE・・・おとなしめ

・すでに昨年発表したもので、土台ができているので、機能拡張を着々と進める
・CWS-Advの実装
・FWaaSは特に進展なさそう

EASE(イージー)・・・WorkloadでのSASE的,動的なネットワーク制御

・NSX関連製品の相互連携
・Network構成だけでなく、Observability(可観測性)を組み合わせて、セキュリティを高めるということ。
・NSX-ATPに含まれる製品が目立つ

分散型NDR・・・VMwareらしい!キタコレ!!

・物理的なLastlineが仮想アプライアンスになっただけ。。。ではない
・NDRというと、ポートミラーリングが必須。これまでは、個別設定がめんどくさかった

・vSphere環境であれば、分散型で使える。Guest Introspection の仕組み。なるほどね
・マイセグでFW遮断とかだけでなく、パケットの振る舞いまで、NSXに組み込まれる

WS1・・・監視強化

・テレワークとかそっち系は、大きな発表はない
・監視や検知機能をもっと細かく、Dymanicにできる

CBCW・・・NSX-T連携。お待たせしました!!

・Carbon Black Cloud Workload にて、NSX-T向けのセキュリティタグを発行
・俗に「マイセグ」といわれていた=ウィルス感染したら隔離するあいつが、ついにCarbonBlackと連携
・これまでは、CarbonBlack=EDRとしての遮断という、VMwareらしいシナジーがなかった

Tanzu・・・ポートフォリオ強化

・無償版を出すとか、Tanzu広めることに熱が入ってるなー という感想
・仮想マシンを動かす場所ではなく、アプリ(コンテナ)を動かす場所が 中心に
・クラウド・オンプレとか関係ない。でもControlはどうする?な(セキュリティやネットワークの設定や管理をきちんと行う手間など)

VMware Cloud・・・ポートフォリオ強化

・しれっと VMC on AWS のOutposts、一般販売開始

Edge・・・SD-WANもEdgeだ

・VeloCloud Edge(拠点にばらまくお弁当箱)が EdgeComputingとして考えられている
・Edgeコンピューティングベースで動くようになるのか??




いろいろと垂れ流してしまいましたが、、、
次回(第3回)は 個人的にここだ!と思うところをほじっていきたいと思います。


2021年10月21日木曜日

VMworld 2021 所感メモ



 今年も午前1時(日本時間)でスタートした VMworld 2021 の感想を書いていこうと思います。



(1)新CEO ラグー


個人的には「3つのAny」をあえて出さなかったことは、あらら・・・でした。

 (Any Device , Any Apps, on Any Cloud ってやつ)


でも、よく考えると 昔からの根っこは変わらず、言い方(見せ方)を変えただけなんだと理解しました。


「The Power of "AND"」という言葉、私が印象づけられた一言です。

あれれ?と思ったあなたは鋭い!


これ、7年目に 私サンフランシスコの会場で聞きましたよ。。。




これを今の時代風に、焼き直したんだなと


分散する Apps・Cloud・Edge 3領域において、一環した管理・ネットワーク・セキュリティを実現する。

 ◯Apps:コード開発の発想力、スピード、自立性。(コンテナ・マイクロサービスなど)

 ◯Cloud:利用用途に適したマルチクラウドの柔軟性、リスク分散

 ◯Edge:場所を問わない働き方、分散されたデバイス・エッジ




FreedomとControlは、ORじゃなくてANDにする。 そうやってITのサイロをなくしていく。あれ?

昔から言ってることと根っこは変わらないなー という感想でした。



第2回は、話題になった発表をいくつか かいつまんで、コメントをしていきます。

https://vm-fun.blogspot.com/2021/10/vmworld-2021-2.html