2015年10月15日木曜日

VSAN HCLに NVMe ついに登場!!


待望のVSAN認定なNVMeなSSDです。

3月登場のvSphere6にてNVMeはすでに対応していましたが、
VSAN対応については、9月のVSAN6.1で発表まででした。

1年前にIntelがNVMeドライブを発表してからを思えば
ようやくVSANとして認定された、待望のSSDということなのです。




VSANに相性の良い最高のテクノロジー、それは・・・



NVM Expessです。



不揮発性メモリのための規格です。



SSDデバイスがPCIeに直結なので、
従来のRaidコントローラを介するよりもレイテンシーが低く、広帯域で
NANDフラッシュのI/O性能をフルに発揮できます。

昔からPCIカード型のデバイスは有りましたが、NVMeで規格が統一され
2.5インチHotSwapができるようなデバイスが出たのも、特徴です。
保守性が一気に高まり、爆発的に普及するのではないかと私は思っています。

また、Raidコントローラを介さないので
Softwareでデバイスの可用性を高める必要があります。



ということで、VSAN6.1発表から一ヶ月ちょっとで
ようやくHCLに追加されました!!



今のところ、Intel P3700だけなので
性能的にはCacheのSSDとして使うのがセオリーです。

VSANでCacheとして使う時の耐久性の目安は DWPD=10以上
というのを聞いたことがあるかもしれませんが、
HCLにはDWPDの数値が見当たりません。 あれれ?



TBWとDWPDは相互に変換ができます。

すごく簡単に計算すると
保守期間(5年)x365日xDWPD値(10)xSSD容量(TB)=TBWです。



次回は、QueueDepthなど、もうちょとVSANのDeepな事を書こうと思います。