2014年5月7日水曜日

Horizon6リリースにて予定されている、PCoIPの拡張について

さらっと纏まっていました。

Horizon6で、更にPCoIPが強化されるようです!

 (1)RDSセッションにおける通信もPCoIPをサポート(DesktopおよびApplication)
 (2)クライアントIPアドレスのローミング対応(Wirelessと有線切替時など)
 (3)回線混雑時やWirelessでの帯域コントロールを最適化

出典:
http://blogs.vmware.com/euc/2014/05/delivering-seamless-experience-vmware-horizon-6-teradici-pcoip.html



過去に 3G回線でRDP接続を経験されている方は、
PCoIPの威力について既に体感済みだとは思いますが

「変更されたデータ(Pixel)だけを転送」だから賢い。ということなんです。


ものすごく今更な感じですが、チューニングポイントについてまとめ。
http://www.vmware.com/files/pdf/view/VMware-View-5-PCoIP-Network-Optimization-Guide.pdf



PCoIPなゼロクライアントで、2560*の解像度を出力



うまく表示されないということで、色々と試行錯誤したのでメモ。



27インチ(WQHD)ディスプレイで 2560x1440という解像度が出せるのですが

Tera2ゼロクライアントからVDIケーブル1本の出力は2048×1152が限界となりますので 、
Tera2321の最大出力に対応できません。

Supports a maximum resolution for one monitor of 2560x1600 @60Hz



では、どうやって成功させたのか?


一般的にはなかなか流通していない部材を利用してやりくりしました。

各メーカーさんの回答がはっきりしていないところがあり、
各社さんでナレッジがまだまだ不十分な感じなので

もっとこれから流通が増えることを願って、Blogに公開します。



(0)View側のPool設定で、解像度を大きくする


(1)ディスプレイとつながるケーブルは、Dual-linkのVDIケーブル

    ・ピンの数が多いやつです。 だいたいモニタに標準でついてきます。


(2)ゼロクラの出力2ポートを1つにまとめる。「Y-Cable」が必要

    ・ゼロクラのVDIポートはSingle-Link(ピンの数が少ない)
    ・Single-Linkx2=Dual-Linkにする、Y-Cableを調達する。数千円レベル


(3)Y-Cableの差し込み順に注意する

    ・Port0,1を逆につなぐと以下の様なエラーが、ゼロクラのデバッグログに出ます。
     
     DDC :(tera_ddc_probe_display): SCL-SDA shorted on port 0.  Incorrect cabling.


    ・ここが正しくないと、Single-Linkx1で認識されるので 2048×1152 となります。
    

(4)Tera2であれば、Firmware4.0.3以降で対応

    ・記事を書いている時点の最新は 4.2.0 です。



ということで、こんなかんじで認識されました。
PCoIPのログをついつい見ちゃいます。

     MGMT_IMG :(stats): Receiving video for logical display 0 with resolution 2560x1440


メデタシメデタシ!


#いまは7万円台で購入できてしまうんですね!!
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20130208_586895.html