今回から先頭が小文字になった(VSAN→vSAN)なのが、
個人的に一番インパクトあります。
(だって、これまで量産した資料を全部書き換えないと・・・・)
さてさて、ReleaseNoteが早速出ていますので、見ていきましょう。
http://pubs.vmware.com/Release_Notes/en/vsan/65/vmware-virtual-san-65-release-notes.html
※朝になったら、HCLもUpdateされてると思うので、あとで追記します。
<0> 構成の上限については、特に変更なし
1ホスト200VM、64ノードまでなのは変わりません。
ただし、VSANクラスタでサポートするVM数は6000までなので、
30ノード以内が現実的です。
(US実績から見ても16台1クラスタが落とし所ですかね〜)
<1> 100Gbpsの世界へ
<2> Standardライセンスで、All-Flash構成が可能に
VMworldラスベガスでAll-Flashをフィーチャーしていたのが目立っていましたが
こういうことだったと合点がいきます。
いいところ:
・キャッシュアルゴリズムが賢い(Hotデータのみ集まるのはAll-Flashだけ)
注意点:
・ErasureCoding(Raid5/6)・重複排除/圧縮を使うには、Advancedライセンス以上が必須
・All-Flash構成の場合、キャッシュ1本あたり600GBまでしか認識しない制約は残る
<3> 大容量ドライブ(512eドライブ)のサポート
まだHCLのデータベースが更新されていませんが、
大容量ハードディスクがようやくサポートされるようになりますので
コスト重視の構成ももっと組めるようになります。
ちなみに、4kNはまだなのでご注意を!!
<4> iSCSIターゲット機能
VMDK専用という潔い割り切りが売りだったVSANですが、
VSAN環境であっても、一部の仮想マシンでWSFCやRAC等でrawデバイスを組む場合は、外部のブロックストレージをマウントする必要が有りました。
ですが、これからは不要になります。
iSCSIターゲットを 1024まで作れます。
ターゲット1つあたりオブジェクトが生成される感じで、ターゲットごとに可用性レベル(FTT)を定義できます。
SPBMという概念とは正反対の使い方なので、私個人としてはどうにも気持ちが悪く・・・
上記のようなピンポイントの使い方から始めたほうが傷口が広がらずに済むと思います。
(KnownIssueで色々と情報があるので、慎重に検証をしてから使うべきです)
<5> 2ノードVSANで10Gスイッチが不要
ROBO構成にてクロス直結で使えるので、金額的にも2ノードVSANが現実的になります。
ただし、別の環境でWitness-VAを動かす必要があるので、既存環境でvSphereをお使いの方向けと言う感じです。
<6> VSAN API ならびに、PowerCLI の拡張
設定周りも自動化できるようになりました。
運用周りではディスク障害時のオペレーションも自動化できるということですね。
また、メンテナンスモードへの移行も幅が広がるので、連携できるUPSメーカーも増えると思います。
<7> CNAのサポート
また今度追記します。