2018年12月22日土曜日

VMworld2018で感じたこと、この先何が起きるのか?


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このBlogは vExperts Advent Calendar 2018 に参加しています。
https://adventar.org/calendars/3101
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VMworld2018 ラスベガスへ行ってきた思い出を書きつつ、あまりメディアで語られていない角度から「今後のVMware」について感じたことをまとめたいと思います。







VMworld2018で大活躍したのは、Uberでした。

米国出張では無くてはならない存在になりました。
 ※体験メモは、こちら → http://vm-fun.blogspot.com/2018/08/lasuber.html



Uberが大好きになった個人としては、DevOpsな開発による恩恵を受けているととても感じました。




基盤を作ったので、アプリを開発させてあげる。。。という時代の終焉を感じたのです。



オンプレといえば仮想化・・・という時代から、世界が大きく変わっていると思います。




すべてをSoftwareで実現する世界を目指してきたのがVMwareでした。

サーバーだけでなく、あらゆるものをSoftware-Definedな世界に実現してきたリーダーだと思います。

例えば・・・サーバーだけでなくストレージやネットワークの世界まで、わかり易い例がHCIですよね。



サイロを解消していく、Pat Gelsingerが非常に強いメッセージで伝えていたのが、印象的でした。




そしてマルチクラウドの世界が次にやってくる世界だというのです。

利用者の都合もありますし、アプリケーションの都合もあるので、すべてがいきなりPublicCloudに切り替わるのか、どのタイミングで何から移行するかさえ、まだまだ手探りな時代です。

なので、「どっちでもOKな世界を作っちゃおう!」と、クラウドのサイロをなくしていくことを見据えてほしい。これがVMworld2018の大きな発表だったのではないでしょうか。






マルチクラウド・ハイブリッドクラウド?なんて言葉が出てたので、おさらいすると・・・こんな感じです。




すべてをつなぐネットワークが、テクノロジーにおいては重要な位置を占めると思います。





一貫したネットワークセキュリティをどう実現するのか? ということ。
そこにNSXがあるとのことでした。

どちらかというと「NSX-v」よりも、 「NSX-T」がこれからは主張が強くなるんじゃないかと。感じたところでもあります。





さらにはクラウドから全てを管理しようと、手を付け始めています。
これが、Project Dimension


ありとあらゆるデバイスやEdgeが点在する世界で、クラウドからの一元管理は当たり前になるのではないかと思いました。






そうやって管理視点での統計データが集まっていくので、機械学習・AIによる自律したデータセンターの運用へと向かっていくである理由も納得できます。
Project Magnaと呼ぶそうです。(あるいみこれもSDDC)





もう何年もぶれていない ”3つのAny” です。



役割を整理すると・・・


(一時期は細かい表現は異なることもありましたが、、私はこうだと信じていましたよ!!)




このビジョンを実現するために、あらゆるサイロをなくす”橋渡し”を行っていく。それがVMwareの役目だ!!!!
と強く感じた出張でした。







サーバー仮想化でコンソリデーションからHCIにシフトしましたが、

それは通過点だったんだと。

マルチクラウド時代を見据えて、SDDC-Readyな環境に移行する必要があり
その手段として、手軽なのがHCIだと 改めて感じることが出来ました。


ですから、「VSANは大丈夫」というお話から「なぜVSANにするのか」という話に、これからはもっと切り替えていきたいと思います。

これまで、あまりPublicには出してこなかったのですが
「SPBMベースの運用に考え方が切り替わるということは、どういうことなのか?」すごく大事なので!!

vSANがリリースした2014年(Beta発表のVMworld2013)に、私が惚れ込んだのはここなんです。
(VVolも悪くないけど、なんだかなー。VASA構築とかめんどくさいと思ってた私には、青天の霹靂でした)

vSANバージョンHistoryはこちら
https://kb.vmware.com/s/article/2150753